2007年05月13日

観劇メモ#4『ジキル&ハイド』

【原作】R・L・スティーブンソン
音楽フランクワイルドホーン
【脚本・作詞】レスリー・ブリカッス
【演出】山田和也
【出演】
鹿賀丈史・香寿たつき・鈴木蘭々・戸井勝海・宮川浩・浜畑賢吉



昨日、お務めするいのっちを見た時点で心は決まった。
「この作品だけは見ておかなくちゃ後悔する!」
そしてその思いに身を委ねたことを、今、心底よかったと思っている。

すべてが

『圧巻』

だった‥‥。


これでファイナルらしい鹿賀さん。
正直なところ、私は氏の唄い方があまり得意ではないのだが、それを差し引いてあまりある素晴らしい演技。
二役の差異を表面的に見せるのではなく、その奥に潜むものを強く痛く感じさせる。
怪演ではありません。名演です。
この後を引き継ぐ人は並大抵の苦労じゃないだろうなぁ〜‥‥。

同じく、圧倒的な評価を得ていたマルシアに代わって大阪公演でルーシーを務めたのは香寿たつきさん。
宝塚時代からその優等生ぶりは有名で、どんな作品であれ絶対に外さない人でもあったが、前任の影があまりに大きいことと、同時に、ルーシーという役を演じるには少し上品過ぎるんじゃないかと危惧してもいた。
しかし、
これがまたいいんですよ〜!
おそらくドラマティックさはマルシアに軍配が上がるだろう。
けれども、タータンの情感あふれる歌声は、得も言われぬ悲しみを伴って染みてくる。
これはぜひとも、ダブルキャストとして堪能したかったところだ。

その他、
蘭々ちゃんは、確かに少し声が細いものの、儚げでありながら凜とした美貌と澄んだ声が役に似合っていたし、
戸井さん・宮川さんの実力派が、ある意味、ジキル氏を挟んで合わせ鏡のように配置されていることが興味深かった。
派手さはないけど上手いなぁ。
そして、この二人はとても組み合わせとして相性がいいと思う。
ちょうど‥‥そう!助さん&格さんみたいな感じ(え?)。
真ん中に立つ黄門様が絶対に必要なんだけどさ(笑)。
浜畑さんは言わずもがな。
そしてなにより、
アンサンブルの完成度の高さ。
これに尽きます。
名前を見た時から期待はしていました。
期待通り。
いや、もう予想以上。
ああ、大作ミュージカルはこうじゃなくっちゃ!!
山田和也もやればできるんじゃん!!!
(ごめんなさいっ、ごめんなさいっ<爆>)

キャスト、
スタッフ、
この作品に関わったすべての人達が、一生誇りに思える作品だろう。

この時間空間を共有できたことを、私もこの上なく幸せに感じます。

ありがとう。
心からのスタンディング・オベーションを‥‥。
posted by めい at 21:49| Comment(15) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まず、個人的なお話から…。
ありがと。いろいろとお尋ねいただいたようで。


で、体調不良はどーしましたか?
そんな中でのご観劇ありがとう(←なぜ、ばったが礼を言っているんだ?)。

いいんだ。助さん格さんでも。
しっかり、お誉めいただいたものとして受けとるから(笑)。
今後も続くよ。お二方ご一緒が。

はじめっから望んでいた気がするが、やっぱり、となりに座ってご一緒したい作品だったわ。
Posted by ばった at 2007年05月13日 23:00
>ばったさんへ

こちらこそごめんね〜。
完売ってありえない‥‥。
(-_-)

素晴らしい作品でした。
人の声に圧倒されて鳥肌が立ったのは‥‥そう、『モーツァルト!』の初演以来かも(あれも初演はアンサンブルが揃ってたのよね)。
確か、あの大阪公演は、ばったさんと隣同士、お互いまっったく悲しくもないところで涙してませんでしたっけ?(笑)

助さん&格さんは、もちろん褒め言葉よ♪
戸井さん・宮川さん、ほんっといいキャリア重ねていらっしゃるよな〜。あーゆう人が3番手くらいにいてくれると舞台が落ち着くのよね。
ばったさんがうらやましいです。
(何と比べてだ‥‥。っつーか、アタシは今、どこ所属?(笑))
Posted by めい at 2007年05月13日 23:37
そーなのよぉ。
鳥肌なの。
(いつだかお知らせしたシーンだけでなく、ご贔屓さん以外での鳥肌よ…)


まったく似ていないところも多々あれば、
この作品への感じ方が似ていることによろこびを覚えるよ(苦笑)。

東京會舘や、『レ・ミゼラブル』については、その番組みてないけど、笑えた(?!)よ。いや、いや、真剣に読ませていただきました。

Posted by ばった at 2007年05月14日 00:20
今回観れなくて、本当に残念…。
タータンよかったですか…次につづくルーシーだと思うので、楽しみにしたいです。

ところでアキラさんが演じてらした最後心臓発作で勝手に死んでしまう紳士は今回どなたが?
(・・?)
Posted by 相方 at 2007年05月14日 01:14
>ばったさんへ

笑っていただけてなによりです。
(ウチは皆様の癒しを目指しております)
(-_-)/

そういえば、もうずいぶん長い間、一緒に観劇してないんだよねぇ。
今年より来年の方が、演目的にそそられる物が多そうだわ、そっち(東京)。




>相方っちへ

3階席からオペラなしで見ていた、おまけにパンフ完売の憂き目に合ったアタシにはわかりません(泣)。
たぶん、ばったさんが答えてくれるかと‥‥。
(;^_^A

作品は細部に至るまでほんっと素晴らしい完成度でした。
でもたぶん、これ見た後のレミはキッツイだろうなと思うので(笑)、相方っちは見ない方が良かったのかも‥‥。
Posted by めい at 2007年05月14日 07:24
パ、パンフ完売!?!?
すごーいっ!!!

大丈夫よ。
レミに関しては、割り切っているから・・・・

ばったさん、答えてくださるかなぁ・・・
(:_;)
Posted by 相方 at 2007年05月14日 09:59
めずらしく、またまた覗いたばったです。
すでに12時間以上たってからのお答えです(苦笑)。

サベージ伯爵のことよね。えーと、プログラムによりますと、「中西勝之(なかにしかつゆき)」さんとおっしゃる方で、
『スウィーニー・トッド』でミュージカルデビューをして、『ジキ&ハイ』が2作目だそうです。

こんなもんでよろしいかしら?

Posted by ばった at 2007年05月14日 21:38
夏公開の香取くん版『西遊記』で鹿賀さん&岸谷五郎さんはキンカク&ギンカク コンビだそうですね。濃いなぁ
Posted by ATOM at 2007年05月14日 21:47
勝手に回答してみたりして

中西勝之さんのことですかね?
大学院でオペラを学はれた、ミュージカル出演2作品目の方だそうですよ。


助さん格さんポジションにあの方々の名前があると安心しますね。
作品が安定する気がするんですよ・・・気がするだけかもしんないけど・・・
Posted by 理事長 at 2007年05月14日 22:07
ばったさん、ごめん。
被ったわ…
Posted by 理事長ふたたび at 2007年05月14日 22:07
>ばったさんへ

ありがとう、ありがとうっ!
そっかぁ。
ホリプロミュージカル連投の新人さんなんですね〜。



>ATOMちゃんへ

鹿賀さん、絶好調だなぁ〜。
(いや、キンカクが絶好調の部類に入るかどうかは知らんが)
この間、『麻雀放浪記』を見まして、二枚目じゃないけど、なんて色っぽくて格好いい人なんだろうと今更思ったんですよね。
Posted by めい at 2007年05月14日 22:09
>理事長様へ

いやぁ〜んっ
理事長ぉぉ〜〜っ!!
(^O^)/

お忙しいのにありがとうでやんす↓↓
私の中で、あの世代では、禅さん・宮川さん・戸井さんが同じ括りになっていて、こういう人達が3番目くらいにしっかりいてくれると、理事長のおっしゃるように舞台が締まる、揺るがない感じがします。
これから年を重ねて、どんな豊かさ、厚みのある演技を見せてくれるんだろう、唄を聴かせてくれるんだろう、と楽しみな方々です。


いや、マジだってば!!!

(;^_^A
Posted by めい at 2007年05月14日 22:19
皆様、ありがとうございました。
中西さんですか、ピレッリですね!!!
なるほどー!!!
初出演ミュージカルで殺され・・・
2度目のミュージカルでも・・・
この先が楽しみですね・・・(-_-)
Posted by 相方 at 2007年05月14日 22:34
今回のバンビーノスピンオフ、ヨナさんの女の口説き方&ウインクの仕方講座でした^^;
ヨナさんの方向性はともかく北村氏はどこにむかっていくんでしょう?
Posted by ATOM at 2007年05月17日 19:48
>ATOMちゃんへ

昨日見てないのよっ!!
(;_:)

というわけで、次に上げるエントリーで、あらすじをコメントしなさい(命令かよ)


でも、
アタシの中の北村一輝って、歯抜いたり、ドラッグクイーンだったり、岩場でう○こしてたり(あー、このブログの品位が(笑))、おねーちゃんレイプしたあげく、その写真をマッパのまんまマンション中に配ったりする、
そんなイメージだもん。
恐いモンないっしょ?
(・・??
Posted by めい at 2007年05月17日 20:11
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