2008年06月24日

DVD『アヒルと鴨のコインロッカー』

『アヒルと鴨のコインロッカー』

【原作】伊坂幸太郎
【監督】中村義洋
【出演】濱田岳/瑛太/関めぐみ/田村圭生/関暁夫/松田龍平 ほか


今、もっとも勢いのある作家・伊坂幸太郎氏の同名小説を映像化した作品。


《東京から仙台の大学に入学した椎名(濱田岳)。

初めての一人暮らしに戸惑う中、アパートの隣の隣部屋に住むカワサキ(瑛太)と知り合う。
恋人を亡くした傷心のブータン人のために、書店から広辞苑を強奪しよう、という破天荒な話を持ち掛けるカワサキ。

そして彼はこう言うのだ。

「ペットショップの女店長に気をつけろ」

と‥‥。》


私にとっては数少ない既読の伊坂作品。

うわぁ、
あのトリックをそう描いて来ましたか!

原作が持つ独特の質感を残しつつ、映像でしか表現できないプラスαで心を揺さぶってくるあたり、素直に脱帽。
さすが、伊坂氏が原作を超えた、と絶賛されただけのことはあります。
物語全編を通して流れる
“神様の声”
ボブ・ディランの
『風に吹かれて』
が、
乾いているのに切なくて、
切ないのに優しい、
この映画に見事に添う。

連続して起こる予想外の事件にあたふたしながらも、本当に大切なことは決して見逃さない。
朴訥とした少年ぽさを残した濱田くんがいい。
それ以上に、
瑛太くんは、ほんっといい役者さんだなぁ。
先日まで放送されていた
『ラスト・フレンズ』。
その中で、トラウマを抱えた青年役を演じるにあたって、彼自身が
「ミリ単位の芝居をしたい」
と表現していたのだけれど、おそらくは、その
“ミリ”
という単位を演技において感じられることが、すでに才能だと思うんですよね。
誰々に似てる、という表現が決して褒め言葉にならないことは承知のうえで、あえて言うならば、堺雅人さんと似た系統かな。
ニュートラルでフラット。
その曖昧さに底知れない可能性を見出だすタイプ。

時間がなくて、一度見ただけで返却してしまいましたが、ぜひもう一度、
「この時、本当はああなってたんだよな」
と検証しながら味わってみたい映画です。
posted by めい at 23:55| Comment(12) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
♪ The answer is blowin' in the wind

好きな歌です。
つい、涙が出ます。

めいちゃんは、
アヒル口が好きなんだよね?

(:_;)/



Posted by 相方 at 2008年06月25日 00:21
>相方っちへ

いえ。

“アヒル口の男”

が好物ですの。

もっと言えば、

“カモになってくれるアヒル口の男”

なら、なお良し、です。

(;_:)/



Posted by めい at 2008年06月25日 00:34
ある意味、

アタシより、

高望みなんじゃないかと思うが・・・・

(-_-)b

Posted by 相方 at 2008年06月25日 11:19
そうなのよッ。

“アヒル口の男”

って、たいてい自分を可愛いと思ってるからさ〜。

でも、見てみたくない?
アタシの企んだキラッキラな目とアヒル口の対決。
コブラとマングースみたいじゃん。
(ああ、自分で言っておくとも)

(-_-)y-~~


Posted by めい at 2008年06月25日 12:18
スクリーンで観ました。
伊坂作品だったことと、監督が同じ大学出身だったという理由で。

映像化の想像がつかなかったのですが、原作の良さを生かしつつ、映像ならではの表現方法に感心。

中村義洋監督、「チームバチスタの栄光」に続き今度は「ジャージの二人」
先々楽しみな監督さんです。
Posted by Fumiko at 2008年06月26日 21:46
手元にあるのに、まだこの作品見れてませんでした。

めいさんの記事を読んで、「はよ、見なくては!」って思ってしまいました。
本も読みたいんです。
どちらを先にした方がお勧めですか?

瑛太、すごく好きです。
繊細さが。飄々としてるのに、あったかそうな雰囲気がたまらなく好きです。
いつもちゃんとその演じてる人に見えちゃう魅力にまいってます^^
Posted by 寧々 at 2008年06月26日 23:29
「ジャージの二人」は私も楽しみです!

Posted by 相方 at 2008年06月27日 00:17
>Fumikoさんへ

おーっ、さすがFumikoさんっ!
な大学ですね♪

中村監督、
『アヒルと鴨〜』
から
『ジャージの〜』
ならわかるんですが、間に
『チーム・バチスタ』
が挟まっているのが凄いなと思います。
『天然コケッコー』
の山下監督なんかも同年代でしたっけ?
内田監督含め、邦画バブルが弾けた後だからこそ、力のある人が出て来てくれるのが嬉しいです。期待◎。


Posted by めい at 2008年06月27日 08:55
>寧々さんへ

瑛太くん、良いですよね〜。
変に色がないのが強みですよね。
派手ではないけど、繊細で奥行きがある感じが凄く素敵。インタビューなどの彼もとても知的で、きゅん☆じゃなく、素直に尊敬してしまいます(笑)。

原作と映画ですか。
う〜ん、どちらもお持ちなら、小説を先に読まれる方がオススメかなぁ。
原作でストーリーの流転を押さえてから見ると、より瑛太くんの凄さに感服することうけあいですっ!

('◇')ゞ


Posted by めい at 2008年06月27日 09:05
>相方っちへ

『ジャージの二人』
が楽しみなのか、
『ジャージの二人』
の堺さんが楽しみなのか。
さあ、吐けっ、吐くんだ、相方よ。

(-_-)y-~~


ゆる〜い予告でしたな(笑)。
でも、なぜだかちょっと、見てて切なくなるゆるさでした。
鮎川誠が三十路の息子がいる役かぁ〜(笑)。
(いや、そこが切ないわけではない)


Posted by めい at 2008年06月27日 09:08
うきゅ?

ヽ('ー'#)/


Posted by 相方 at 2008年06月27日 11:02
>相方っちへ

そうですか。
わかりました。

(▼_▼)φ(メモメモ)




Posted by 匿名希望 at 2008年06月27日 21:30
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